高齢者のカードローン

■高齢でもカードローンは利用できるのか
銀行カードローンにも消費者金融系カードローンも利用における前提条件にはいくつか共通するところがあります。それが収入と年齢です。程度の差こそあれど、収入と年齢を考慮せずに融資を決定しているカードローンというものは存在しません。

現役を引退し、高齢に差し掛かってもまとまったお金が必要になる場面はあるでしょう。そんな時の資金調達手段として便利なのがカードローンですが、カードローンの利用は原則的に60代までとなっています。

■年金は収入ではない
借入に利息を重ねて返済するためには安定した収入が必要不可欠です。安定収入を得るためにはなんらかの職業に就いていなければいけません。そして、一部の職業は例外として、働くことができる年齢というものは限られてきます。

高齢者の中には年金を受給しているという方もいることでしょう。年金というものは受給資格さえ満たしていれば国の年金制度が崩壊しない限り受け取ることができるので、ある意味では安定収入ともいえます。しかし、法律で年金は借入に利用することができないと定められており、金融機関も年金は収入には含まれないという立場を取っています。そのため、年金を多く受け取っている方でも、カードローンは利用することができないのです。

なお、年金が借入に利用できないと定められたのは2006年の貸金業法改正によるものであり、貸金業法改正以前は年金受給者も年金を収入としてカードローンを利用することができていました。しかし、貸金業法改正以前は貸付金の上限金額や上限金利が定められておらず、取り立てについての規制もなく、悪徳業者による高利貸しと脅迫まがいの取り立てが横行しているという状況がありました。そして、その中には高齢者に対し、家、土地、年金などを担保として貸付を行い、返済不能になったら権利を取り上げるといった手口を取ってくるものもいました。これにより、高齢者の生活破綻者や自殺者が増加したため、政府はこの事態を収拾するため、高齢者の年金は借入に利用することができないという制限を課すことにしたのです。

■高齢者でも利用できるカードローン
もっとも、高齢者だと全てのカードローンを利用できないというわけではありません。一昔前と比べると高齢に差し掛かっていながらも第一線で活躍している方は増えてきており、アコムやアイフルなど、金融機関によってはカードローンの利用対象を60代後半くらいにまで拡大しているところもあるようです。